研究室紹介 (2022/8) 3年生の皆さんへ

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面談・訪問の日程については、tuat限定のサイトで確認できます。よくある問い合わせ(FAQ)も更新してあります (2022/8/)

レンゴロ研:概要

当研究室は2007年に初めて学生を受け入れました。2022年には13名の学生(*)(卒論生4名、博士前期(Master)4名、博士後期(Doctor)5名(うち2名は外国人留学生))が在籍しています。常に数名のDoctor学生(*)および外国人研究者が在籍することも当研究室の特徴です理由は?50名以上の卒業生修了生(*)多種多様な分野(*)にわたって活躍しています。

専門を問わず、幅広い分野の方々を歓迎します。これまでにMasterコースでは他大学から3名(物理学科、共生創造理工学科、化学工学科)、農工大化学システム工学科の他研究室から2名、物理システム工学科から1名、を受け入れてきました。Doctorコースの入学者には、4名を除いて13名が他大学(国内(応用化学科、地球圏科学科)、マレーシア(食品プロセス工学科)、インドネシア(生物学科等)、台湾(化学工学科)、英国(環境科学科))の大学の卒業生です。

教授の紹介 // エッセイ // Blog

学生生活について詳しく知りたい方はこのサイト(*)

研究室の教育研究の方針は、地球規模の問題に取り組むことを考えます。特に、社会問題(資源、水、食料気候、生態系)に対して、学問として工学は何をすべきかを考えます。これまでに以下のアプローチ事例で、研究を進めてきました。卒業研究を進めるうちに、化学や物理学だけではなく、生物学等に関する知識も身につきます。

材料プロセス技術の開発 

繊維に固定された酵素が再利用できるか?


植物系環境の計測・評価に向けて

どうしてこの葉の部位に粒子沈着が多い?


健康リスクおよび気象現象の関連

サブミクロンのエアロゾルは対流と重力だけで操作できるのか?


卒業研究において「立派な」研究成果を求めるよりは、テーマ設計に至るまでの思考プロセスや実験装置または数値シミュレーションの構築プロセスを重視します。3〜4年生がやりたい研究テーマについて指導教員と一緒に設計していきます。問題解決能力より課題設定能力が大事と言われる時代において求められる力を身に着けます。◆関連記事

また、マクロ(例えば数km規模)とミクロ(μmオーダー)というスケールで物質とエネルギーの輸送とそれらの関連リスク(例えば大気汚染)について少しでも学んで卒業して欲しいです。卒業研究には意味のある失敗(試して・反省)をある程度経験し、その失敗から何が学べるかを考えていく姿勢が大事です。目の前の課題と社会の課題に対する自分の位置づけと将来やるべきことを在学中に考えられる学生であって欲しいです。◆関連記事

FAQ

よくある質問とその回答

Q. どうやって研究テーマを決めるのですか?

A) 自分が興味がある分野から、できそうなテーマを見つけ出していきます。「なぜその研究を選んだのか」を考えながら、先行研究(Web of Scienceデータ等)を調べて、テーマの新規性を確認します。1年以内で実施できるテーマかどうか、キャンパス内の分析機器も把握する必要があります。特に農工大のリソースを活かした他の研究室・学科と連携するテーマは大歓迎です。[これまでの卒論テーマ 。少し珍しい卒業研究の教育方針ですので、過去の先輩たちが作成したスライド(下記)を紹介しておきます。

Q. 他の研究室または農学部と連携すると何が良いのですか?

A) 「アウェイ」環境を味わうためです。理由は次のQ&Aにも書いてありますが、他分野(例えば植物の構造)の文献を調べたりすると科学技術のグローバル性を知ることになり、ヒントを得ることがよくあります。研究型国立大学の学生としての立ち位置を把握できれば、社会人になった時にも農工大卒業生が有利な立場になります。この仕組みは多くの卒業生に実証され、企業サイトに掲載された先輩たちの活躍が見られます。

Q. どうして4年生は個人研究型で、チーム研究型ではないのですか?

A) 外部との特定プロジェクトに従事するDoctor生を除いて、学生は各自が独立したテーマに取り組みます。これもアウェイ環境を味わうためです。アウェイに置かれた時が学生も教員も成長します。アウェイを減らせば楽ですが、保守的になり、頭が固くなってしまい、the next big ideaが出ません。過去に4年生が提案したテーマで、大学院生の協力を得ながら外国の学会で最優秀賞を受賞した例がありました。

Q. 一人で研究をするのに、4年生学会発表ができますか?

A) 卒論テーマは一人で行いますが、複数の大学院生チューターがついて、研究内容以外(分析装置の学習、文献検索など)の指導が受けられます。4年生でも卒業時の3月に学会発表ができました (リスト中のB4)。大学院に進学してから卒論の内容を学会で発表した学生もいました。学会発表は必須ではありません(下図を参照)が、過去に英語でジャーナル用論文を執筆した4年生もいました。またYoutubeに公開した卒論もありました。

研究型大学における卒業研究の立ち位置

Q. 卒論で考え出したテーマから学術論文に発展した研究はどのようなものがありますか?

A) 世界初の例をあげますと、市販のロウソク炎に板を導入したところ、水にもアルコールにも長期間安定して分散する、微粒子の発見があります。この粒子を応用し、新しい超音波洗浄法(*2021年)、親水性と疎水性の成膜法(*2018年)を発表しました。その他には、高温板の近傍に対流熱による液滴の破裂現象の発見があり、その現象を応用した粒子合成法(*2017年)を発表しました。研究室からの発表論文の紹介はこちら(*)です。

Q. 4年生が修士・博士の先輩の手伝いをすることになることがありますか?

A) ありません。逆に大学院生に手伝ってもらうことがよくあります。

Q. コアタイムはありますか?

A) 2020年度以降はなくなりました。ただし、卒論が8単位ですので、平日は数時間をかけて研究活動に集中して欲しいです。大学に来ないで家で文献検索を行い、次の日には大学の実験室で実験装置を構築する、のような活動も良いです。安全対策で当研究室では17時以降の実験室での活動が禁止されています。つまい、午前中のタイムマネジメントが重要になります。ダラダラしてしまうと就職活動のタイミング調整が難しくなり後悔することになります。就職活動時でも成果の量より研究活動プロセスの質と量が高く評価されるそうです。

Q. 英語が苦手ですが、セミナーとかでうまくやっていけますか?

A) セミナーでは、指導教員を除いて全員が質問する習慣となっており、外国人留学生と英語で質疑応答時は教員または先輩が通訳します。「英語苦手・・」と言いつつも8ヶ月後には自分のセミナーをFull-Englishで行える4年生もいました。セミナー資料は英語で作成しますが、発表は日本語でも良いです。

Q. 卒論研究をしながら、学外の活動が可能でしょうか?

A) ぜひ学外活動も続けて欲しいです。学外活動中にひらめきが出たりします。

Q. 夏休みはどれぐらいありますか?

A) 8月と9月の活動は基本的に個人に任せています。セミナーも教員とのweekly-meetingも必須になりません。春休みも冬休みもちゃんととって欲しいです。

Q. 大学院進学の場合、別の研究室にいくことができますか?

A) もちろん自由です。研究室を変えた方が良いことも多々あります。これまで別の研究室に2名、とイギリスの大学に1名が進学しました。大学院進学せずに、社会人になった卒業生(40名中に6名)もいました。当研究室を進学先として考える場合、志望動機の作文とインタビューによる確認「スクリーニング」を実施します。これが他大学からの志願者とのフェア性を保つためです。自動的にこのまま当研究室に進学することにはなりません。

Q. Doctor学生が多いのですが、Master学生にDoctor進学を勧めるのですか?

A) 実はMasterコースへの進学も勧めることはありませんし、Doctorコースを勧めることもありませんDoctor修了の条件として、学術誌の論文掲載と審査工程が複数あり、それなりの人生設計の覚悟が必要です。Doctorコースに進学が決まった学生に対して、指導教員が経済的な支援を計画します。よくある事例として、スポンサーと連携して、Doctor生が特定のプロジェクト研究を担当します。

Q. 研究テーマと就職先との関係はありますか?

A) ほとんど関係ありませんIt’s not what you learn – it’s how you learn サイトをご覧ください。当研究室の卒業生は様々な分野で幅広く活躍しています(例えば、化学工業、建設業、機械器具製造(電気、半導体)、自動車メーカー、金属製品製造、食料品、ガス業、水処理、印刷、コンサルタント、金融、行政機関(国際協力機構、陸上自衛隊、東京消防庁)、大学教員(分析化学、食品工学、生物工学、物理学、化学工学、機械工学、環境科学)。興味深いデータとして、先輩が就職したところには後輩が行かない傾向となり、個性を重視する当研究室の特徴を表しています。 [卒業生のニュース]

小金井・BASE本館の研究室内での実験や数値シミュレーション(大型計算機)だけでなく、必要に応じて大学の植物育成施設やフィールド(国内、国外)での実験を行うことができます。

是非、実験室などにも足を運んでください。皆さんの来室を楽しみにしています。臨時見学についてメールで問い合わせしてください: mail @ empatLab.net  

2022年度の研究室訪問や面談の日程については、tuat.ac.jp限定サイト

(Science誌編集委員長のメッセージ)「科学者のように考える」という知識と実践をすべての学生に与えることが最優先事項です。科学者には、誠実さ創造性、新しいアイデアを受け入れる姿勢が求められるという共通点があります。科学界は文化を超えて、政治的な隔たりを超えて協力することができるのです。

このサイトは、https://wp.me/p10HOa-3TQ

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